大和田 美緒さん

大和田美緒さん写真
  • 大和田 美緒さん 1983年生まれ 茨城県在住
  • 第1子/2010年12月生まれ/小学4年/10歳(女)
  • 第2子/2013年9月生まれ/小学1年/7歳(男)
  • 第3子/2016年9月生まれ/年少/4歳(女)
    ※掲載の年齢は取材時のものです。

写真撮影協力:美緒さんのお子さま

ありのままの自然体を大切にする美緒さんは、自然のものを取り入れた生活や育児のすばらしさを伝える活動に積極的にかかわりながら保育園の保育士としても勤務されています。

自己否定が生んだ暗闇の夫婦関係

第一子が生まれたころは
自己否定がすごかったんです。私。
子育てにも自信はないし
もちろん自分にも自信がなくて。

主人にとっては
そんな私は公害(笑)
みたいなものだったと思います。
私の出す波動につられて
不協和音がどんどん大きくなっていました。
よく叱られましたし
主人自身もよく爆発していました。

でも、一人目の子育てをしているなかで
このままではまずい、
子どもに悪い影響を与える。
母親は何があろうと
『笑ってなきゃ』
って、思ったんです。

それに気づきはじめてからは
主人に責められるようなことがあっても
笑うようになりました。
主人からしたら急にヘラヘラし始めたので
余計にイラっとしてたと思います。

でも私は自分のなかで何があっても
『笑う』って決めてたので
主人のイライラを察知したら、すぐさま
自分の心のシャッターをガラガラっと
閉めてましたね(笑)

そうやって一旦心を遮断しないと
先に進めないくらい
自己否定感が強く、反省ばかりで
追い詰められていたんですよね。

いまの現実より未来を意識

幸い、二人目、三人目と子どもを産むごとに
自己否定感はゆるくなってきました。


ある時
『いまの現実』を作っているのは
『過去の意識』。
だから、『いまの現実』は無視してもいい!
というお話を耳にしました。

すごく腑に落ちました。
なるほど~!
私の過去がいまを作ってるんだ!
ってね。

だからやっぱり
未来を見据えて、笑っていこう。
と強く思いました。

そうして笑って過ごしていると
今度は主人も私に引っ張られて
穏やかになってきたんですよね。

もともと主人の
生活へのバイタリティとか
根っこは穏やかな性格であることとか
信じられていたので。

理屈でなんて生きられないんです。
なにが正しいか間違ってるかとか
そんなことばかり考えてたら
壊れちゃう。

第二子の登校拒否からの転校

子どもたちは小学校に上がるまでは
保育園に通っていて
のびのびとした環境で育ちました。

泥んこになったり畑づくりをしたり
給食やおやつも手作りでこだわっていて
自然とのかかわりを大切にしています。

子どもたちの個性も伸ばしてくれるので
とくに第二子は絵を細部まで描きこんで
ずーっと集中して描き続ける子でしたので
そういうところは大切にしたいと
思っていました。

ところが小学生になると
学校に行きたくない!と
泣きながら訴えるようになりました。

新型コロナウイルスの影響で
登校のリズムを作りにくかったのも
あるかもしれないけど
顔を真っ赤にして泣き続ける子どもを見て
「これは普通じゃない」と感じました。

先生との相性もあるかもしれません。
ひらがなをなぞるときに
髪の毛一本分ズレたらしかられると聞いて
「このままだと、保育園で培った
 個性が壊れてしまう」
と思い、思い切って転校を決めました。

じつは第一子も小学校にあがるタイミングで
下の子への攻撃性が高まったり
ストレスを抱えているのを感じていたんです。

学校は選べる!~小規模特認校~

小学校の転校については
先輩ママから情報を聞いていたので
すぐに思いつきました。

転校するタイミングとしては
学校になじめないストレスで
うつのような病気の症状が出てから
転校させるのが一般的らしいです。
そのほうが学校を説得しやすいから。

でも私はそこまで待ちたくなかった。
直感でダメだと感じたし、
転校できるというのを
知ってたのも大きいですね。

私が住んでいる茨城県水戸市には
小規模特認校というのがあって
公立の小学校を選択して通うことができます。

これ知らない人、多いと思う!

最初に入った小学校はマンモス校で
1学年5クラスとか。

転校したいまの小規模特認校は
1クラス35人までと決められていて
全校生徒あわせても60人前後。

児童の数が少ないとはいえ
学校としての機能を果たさないといけないから
担任の先生、養護の先生とか
先生の数は必要なのね。
だから生徒の数に対して
先生の数が多いから目が行き届くんです。
先生もやっぱり余裕がある。

主人からは
「そんなすぐ転校なんてさせて
 今度もダメならまた転校すればいい
 とかならないか?」
と言われましたが
転校させて良かったです。

いまは楽しそうに行ってます。

自然派のきっかけとなったアレルギー

女の子ふたりがアレルギー体質です。

アレルギーやアトピーのことなんて
まったく知らなかったので
普通に洗濯には合成洗剤を使っていたし
お菓子もスーパーで売られているものを
買っていました。

子どもたちの体調を観察しながら
少しずつ情報をあつめて
洗剤はEM洗剤を選んだり
柔軟剤や消臭剤なども使わなくなりました。

コロナ自粛中には
駄菓子をよく食べてた時期があって
そのとき第三子の首回りが
アトピーの皮膚炎でグチュグチュしてきたんです。

その時に教えてもらった療法が
まずはお砂糖の摂りすぎだろうから
駄菓子・お砂糖をやめて、
負担がかかっている腎臓に
こんにゃく湿布を貼ること。

こんにゃくも、スーパーで売られている
添加物が入っているものは効果がないので、
手作りこんにゃくを
腎臓の位置の背中に貼っておくと
翌日にはスーッときれいになったんです!
これにはビックリしました!

また、患部から出てくる体液は
患部を治そうとしているものなので
ぬれたガーゼで覆って
衣類に擦れないようにしておきました。

この情報は『草っぽ農園』という
自然農栽培の野菜作りをしながら
自然体験や自然療法を伝えている
ご夫婦に教わりました。
  →『草っぽ農園』サイト

自然の恵みに感謝しながら
自然と一緒に生きていく
考え方が
しっくりきていて
生活に取り入れています。

自然を摂り入れようと思いながら
自然じゃないものが売られているので
なかなか難しいところもありますけどね。
これも、ストレスをためない程度に
自分のできる範囲で、ですけどね♪

大和田美緒さん 素敵な子育てエピソードを
ありがとうございました!